メンバー

菊澤律子(きくさわ りつこ)併任、人類基礎理論研究部准教授
専門は言語学(オーストロネシア諸語、言語類型論、記述言語学、歴史言語学、オセアニア先史研究)。2011年より、みんぱくで手話言語学関係の研究事業を推進。手話関連では、歴史変化の研究に関する手法の開拓に関心があり、これまでに手話による情報保障を含むeLearning教材の開発も行ってきた。
民博個人ウェブサイト:
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/organization/staff/kikusawa/index
個人ウェブサイト:
http://www.r.minpaku.ac.jp/ritsuko/

飯泉菜穂子(いいずみ なおこ)特任教授
専門は手話通訳養成。民間企業人事での機会均等推進担当、フリーランスの手話通訳・手話講師、NHK手話ニュースキャスター、民間初の手話通訳養成学科学科長(世田谷福祉専門学校:2002年4月~2016年3月)を経て2016年4月より民博。2012年から外部運営メンバー、客員教員として取り組んできた「国立民族学博物館学術手話通訳研修事業」を継続、拡充しながら進めている。
民博個人ウェブサイト:
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/organization/staff/iizumi/index

相良啓子(さがら けいこ)特任助教
19歳で中途失聴。専門は手話類型論と聴覚障害児教育。2010年から4年間にわたり、イギリスのセントラルランカシャー大学で、手話類型論プロジェクトに携わった。約30手話言語の意味的領域(数詞・色彩・親族表現)についてまとめ、特に数詞については、日本手話を通言語学的に調査し、数詞バリエーションの分布状況について社会言語学的観点から調査を行った。2014年6月よりみんぱくに勤務し、現在は日本手話および台湾手話など日本手話と歴史的に関係がある言語について、歴史社会言語学的観点から研究している。論文に、Semantic Fields in Sign Language: Colour, Kinship, Quantification (2016 with Ulrike Zeshan) がある。
民博個人ウェブサイト:
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/organization/staff/sagara/index

石原和(いしはら やまと)プロジェクト研究員

専門は歴史学、思想史学、宗教学(近世宗教史、民衆宗教研究)。近世近代移行期における創唱的宗教の登場と信者獲得の展開を信仰者の思想や行動、社会動向に関連づけながら分析している。また宗教知の民衆への伝播と受容といった課題にも取り組んでいる。言語に関わっては、エスペラントを推進した大本教の福祉活動の調査を行っている。SiLLRでは 、歴史学的視座を活かしながら、手話研究をより広い文脈に位置づけてゆくという展望のもと、リサーチ・アドミニストレーターとして部門事業全体のコーディネートを担う。
個人ウェブサイト:
http://researchmap.jp/yamatoishihara/

池田ますみ(いけだ ますみ)事務補佐員[研究支援]
ろう者。日本財団から助成(Asia Pacific Sign Linguistics Research & Training Program)を得て、2010年11月から5年間、香港中文大学にある手話言語学&ろう者学研究センターへ留学、言語学を学びながら日本手話辞書作成に携わった。2015年にHigher Diploma in Sign Linguistics & Sign Language Teachingを取得して帰国。2016年1月から研究支援員としてみんぱくで勤務。

磯部大吾(いそべ だいご)事務補佐員[研究支援]
ろう者。日本財団助成事業「アジア太平洋における手話言語学の普及および手話辞書の作成(Asia-Pacific Sign Linguistics Research and Training Program)プロジェクト」により、2010年11月から香港中文大学に長期留学(5年)、Higher Diploma in Sign Linguistics & Sign Language Teachingを取得した。卒業論文は「Topicalization in Japan Sign Language」。その後1年間、香港中文大学手話言語学&ろう者学センターで研究と日本手話辞書作成に携わった。2017年1月より、研究支援員としてみんぱくで勤務。

佐野文哉(さの ふみや)事務補佐員
専門は文化人類学。2011年から2年間、日本の関西地域で日本手話やろう者を対象とした研究を行なう。2013年からは調査対象地をオセアニア島嶼国・フィジーに変更し、障害児学校やろう学校などで現地の手話(フィジー手話Fiji Sign Language)を習得しながらフィールドワークを行なっている。2017年4月より、手話言語学研究部門の事務補佐員として民博で勤務。

原大介(はら だいすけ)客員研究員
豊田工業大学教授。学部生のときに手話と言語学に興味を持ち、独学で手話言語学を学んだのち、手話言語学発祥の地であるアメリカに渡った。シカゴ大学で手話言語学の研究を行い、手話音韻論研究でPh.Dを取得。現在は、日本手話音節の適格性、語形成、中間型手話の特徴、文末の指さし等について研究を行っている。2016年4月より民博の客員教員(教授)。

武居渡(たけい わたる)特別客員教員
金沢大学学校教育系教授。博士(心身障害学)。専門は発達心理学、聴覚障害心理学。ろう児の手話獲得や手話評価にかかわる研究を行ってきた。2か月間のフィールドワークを通して手話に接したことのない離島に住む不就学のろう者のホームサインの構造が手話ときわめて類似していることに気づき、卒論にまとめた。人間は言語を学ぶ能力のみならず言語を作り出す力があることを確信し、研究によって何かを明らかにすることが面白くなり大学院へ進学し、その後ろう児の手話の獲得に興味を持つ。単に手話について明らかにするだけでなく、手話を通して言語獲得における人間の可能性や可塑性を示すことができると考え、主に心理学的観点から手話研究を行っている。